BSCA(ブラジル・スペシャルティ・コーヒー協会)認証制度―重要な問題!

あなたは、私達の新しい行動規範について、何か聞かれたことがありますか?
ブラジルのような大きな国で、最も素晴らしいコーヒーを見つけ出す事は難しい事です。
BSCAはブラジルの中で最も品質を重視するコーヒー生産者の中から53の会員を選び出して、素晴らしい農園のグループを構築してきました。これらの私達の会員の生産するコーヒーの中から僅かな数量のコーヒーを選び出してスペシャルティコーヒーのトップの品質として供給してまいりました。
 
BSCAの目指すサステイナビリティとは、自然環境の維持・保全の上に成り立つ農業が、そこで働く人々の社会問題解決向上に対する責務を全うした上で、消費者に評価される高品質コーヒーの生産・供給が持続維持可能であることを意味します。

 

A)BSCAのスペシャルティコーヒーと行動規範

本当のスペシャルティコーヒーの生産は、先ず、コーヒーを栽培する場所と栽培するコーヒーの木の品種の選択から始まります。これらの選択によるカップクォリティ(コーヒーの味覚面の品質・風味)に与える影響力は栽培の方法、或いは、その後の生産加工処理方式によって変えることは出来ません。(この意味は、場所と品種を選ぶだけで素晴らしいコーヒーが生産できると言う事ではありません。いくら場所と品種を選定しても、以後の、栽培、施肥、手入れ、チェリーの摘み取り、回収、選別、処理方式が適切でなければ、素晴らしいスペシャルティコーヒーは生産できません。然し、いくら、栽培、施肥、手入れ、摘み取り、回収、選別、処理方式を完璧に行ったとしても、栽培場所の選定と、栽培するコーヒーの品種に問題があれば、素晴らしいコーヒーは生産できないと言う意味です)

場所の選定は、コーヒーの風味に影響を持ち、サステイナビリティに関係します。自然環境保護の厳しい法令は、コーヒー農園と牧草地と森林地域のバランス(均衡比率)を要求します。BSCA会員は、自然林の保全を大切にし、森林地区と川辺、水辺、湧水池に沿った森林地帯に近接してコーヒーを栽培します。

自然環境保全の法令が益々厳しくなる状況において、経済政策と自然環境保全を育成する方策、働く人々の健康と安全、社会福祉と食の安全と持続可能の進展の利害関係者を包含する「コーヒーの供給連鎖」推進します。

栽培の実際の方法は、自然環境に優しく、BSCAの会員の総ての農場のサステイナビリティの追及です。自然の保全・保護はBSCAの会員により実行される農業活動の「鍵」となる関心事です。水源は保護され、自然林は保全されます。固形、及び液状廃棄物は、環境汚染を避け、野生動物を保護し、空気中、土壌と水中の生態系の多様化を保全する方法で、有機肥料として使用されます。

BSCAの進めるサステイナビリティの考え方は、社会的、経済的観点を包含するために、自然科学の領域を超えて実行されます。BSCAの会員は彼らの労働作業者にその地域の平均以上の賃金を払い、働き手とその家族のために、社会生活を営む施設を用意することに誇りを持ちます。

栽培品種と場所の選定に始まる品質問題は、栽培の方式、やり方へと続き、収穫後の生産加工処理をもって終わります。BSCAのスペシャルティコーヒーの原料は、完熟したチェリーの比率を最大限にするために、熟度のピークに人手或いは機械により完熟実を選んで収穫が行われます。

ブラジルのスペシャルティコーヒーの生産者は、世界中でも他に類を見ない強みを持っています。収穫期の好都合な気象条件により、BSCAの会員は、買い手の要望する品質に最も適した生産処理方式を選択する事ができます。同一農園のコーヒーを買い手の要望に合わせて、ナチュラル、パルプドナチュラル、或いは水洗方式と異なる生産処理方式を選択できるのがBSCA会員の強みです。ナチュラル、パルプドナチュラル、水洗コーヒーの比率は市場の要望に基づいて決められますが、又同時に、それぞれの個別のコーヒーのロットのチェリーの状態により、どの方式に仕上げるのが最も適当かも配慮されます。

BSCAは、自然環境と地域の社会の経済条件を損なわずに高品質のコーヒーを生産する為には、どのような方式が競争力があり効果的か、スペシャルティコーヒーの生産を明確に規定します。

会員は第三者による監査を受け、下記の基準に基づいて認証を受けます:

0. 最低限の基本的必要条件(総ての農園は2003年中に検査合格済み):

生産者は各自の組織の管理が、国家、州及び各々の地域の下記に関する法令を遵守している事の証憑書類を提出せねばなりません:
a ) 子供の就労; b) 強制労働; c) 就労雇用者の身分・地位; d) 加工処理に使用した水の放出・排水。この水準に関しての義務事項は、監査チェックリストには黒色で表示されます。

I. 基本的認証(総ての農園は2004年9月までに検査を受けねばなりません):
生産者は、各自の組織管理体制が国家、州及び各の地域の下記に関する法令を遵守する旨の必達目標を証憑書類で立証せねばなりません:
e) 就業に関わる健康と安全問題;f) 自然環境; g) 給料と給付金。
要求事項内容は基本条項4.3.計画4.3.1 操業上の配慮 a) 自然環境の観点;1)法的要求事項とb) 社会問題の観点;1)法的要求事項に記載されます。

この水準に関する義務事項は監査チェックリストに「赤」で表示されます。

II.中間的認証
総ての農園は、2005年4月までに検査を受けなければなりません。):生産者は、汚染の回避と許容不可の操業上のリスクと、生産・加工処理とこれらに付随する事項に関わる操業効果上のリスクと生産・加工処理に関わる付随事項と操業維持について、生産者は各自の組織管理体制の下で実行されている事を立証せねばなりません。
要望事項の内容は、基準条項4.3、計画4.4.履行と操業、及び4,5.確認・照合と管理体制の改善方策に記載されます。

この水準の累積義務事項は、監査チェックリストでは「黄色」で表示されます。

III.スペシャルティコーヒー生産認証の為の社会的環境管理体制(SEMS)(総ての農園は2006年4月までに検査を受けなければなりません):

生産者は各自の組織が、第4条管理体制必要条件に規定される総ての要求事項に合致し、継続的に向上進歩している旨を、証憑書類を以って立証しなければなりません。

この水準の累積義務事項は、監査チェックリストでは「緑色」で表示されます。

B) BSCAコーヒー認定証とシール

個々のコーヒーのロットを認証する為に、BSCA会員は厳格な手続きに従わなければなりません。サンプルはアルフェナスの本部に送付された後に、サンプルは5人のエキスパートのカッパーに送付されます。COE(カップオブエクセレンス)のカッピングの基準に従い、「欠点が無い事」「カップのきれいさ・透明さ」「甘さ」「酸の質」「口に含んだ質感」「風味の特性」「後味の印象度」「均衡さ」「総合評価」の累積点数で、COE評価基準方式で(SCAAの評価基準とは異なる)80点以上を獲得した時のみ、その特定の卓越したロットはスペシャルティコーヒーであると判定され証明書が発行されます。

この世界的に認知された証明書は、そのコーヒーが生産された農園の名前、袋数、生産された地域名、木の品種、生産処理方式、収穫年度、スクリーン・サイズ、タイプ(見かけ上の欠点数)と仕向け港名が列記されます。

輸入業者、又はロースターに要望されれば、生産者は更に進んで消費者に至るまでの、その特定ロットの完全な履歴追跡を示す「シール」を要求できます。これらのシールは、BSCAで正式にスペシャルティコーヒーであると認証した特定のロットのコーヒーにのみ使用されます。

このようにして、BSCAのロゴを使用する唯一の可能な方法はシールを使用する事です。
シールは、BSCAにより、認証されたロットのコーヒーの包装の中に入れられ、BSCAより直接交付されます。
シールはBSCAのロゴを表し、同時に"品質証明"の文言と連続番号が記載されています。この方式により消費者はBSCAのホームページに「シールの番号」をアクセスする事により、その特定のロットの情報をインターネットで検索でき、これがBSCAの会員が、彼らの輸入業者、買い手とロースターに保証できる完全な履歴追跡方式なのです。


戻る